没後80年
雨ニモマケズの心
2014/02/19
詩人であり作家である宮沢賢治(1896~1933)は、メルヘン的で幻想的な色彩の濃い作品群を生み出し、それだけに多くの読者や芸術家に、さまざまな視覚的、聴覚的なイマジネーションを喚起させました。その賢治の描いた世界は、現在の私たちにも通じるメッセージとして響いてきます。 そんな宮沢賢治の生涯と作品を、「雨ニモマケズ」の詩が直筆で書かれた手帳や、自筆の水彩画、および数多くの詩や童話作品のために描かれた、多くの作家らによる挿絵原画などを一堂に集めた展覧会を昨年から引き続いて2014年も全国巡回で開催します。 |
★みどころポイント★
本展は、宮沢賢治作品に添えられた数多くの作家による挿絵原画約250点と
賢治が「雨ニモマケズ」を記した手帳や賢治自身による水彩画などで構成されます。
なかには、近年発刊された最新絵本の挿絵もの出品され、賢治の原風景をたどりながら
理想郷「イーハトーブ」の世界を感じることのできる展覧会です。
【カタログ】
作品リスト
スズキコージ 《注文の多い料理店》 |
スズキコージ 《グスコーブドリの伝記》 |
松成真理子 《蛙のゴム靴》 |
川上和生 《やまなし》 |