特別展
2014/04/01
稗田一穂と毛利武彦は、ともに1920(大正9)年生まれで、両画家とも創造美術(現:創画会)の創立会員である山本丘人(やまもと きゅうじん・1900-1986)に師事しました。 稗田一穂(ひえだ かずほ)は、現在の和歌山県田辺市に生まれ、1939(昭和14)年に東京美術学校日本画科に入学し、川崎小虎、結城素明らに学び、その後、山本丘人に師事しました。 毛利武彦(もうり たけひこ)は東京に生まれ、10代半ばの頃から父の友人であった川崎小虎に絵の指導を受け、1938(昭和13)年に東京美術学校日本画科に入学し、戦後より山本丘人に師事しました。 作品の題材は、風景・人物・動物・植物…と多方面に及ぶも、構築性と毅然とした画面で、観る者の琴線に触れる作品が生み出されています。 共通の師を持ち、日本画表現の可能性に挑んだ両画家の作品26点を展覧いただけます。また、特別出品として山本丘人らと創造美術を創立した秋野不矩(あきの ふく)の作品5点もご覧いただけます。 チラシより抜粋 |
作品リスト
稗田 一穂《ふさほろほろ鳥》1956年 |
田辺市立美術館蔵 |
稗田 一穂《孔雀と女》1982年 |
愛知県美術館蔵 |
稗田 一穂《花眩の夕》1993年 |
箱根・芦ノ湖成川美術館蔵 |
毛利 武彦《馬と人》1969年 |
箱根・芦ノ湖成川美術館蔵 |
毛利 武彦《花―鎮魂》1986年 |
箱根・芦ノ湖成川美術館蔵 |