日本やアジアに広がる神や神獣をモチーフに目に見えない存在やエネルギーを独自の視点で視覚化させ表現しています。視覚化させることによってかつて人と見えない存在との距離が近かった時代から文化が発展し、その存在が気薄になってきた現在、アートを通じて見えない存在たちが今も変わらず身近に感じられるよう、試み提示しています。
個展「ケモノと神話」は私の描く作品の本能的な側面と、貴き存在に対しての憧れや敬意を提示したいと思いその名をつけました。
神話や伝承に数多く登場する動物・獣達は勇ましく聡明で気高く特別な動物として描かれてきました。獅子、狼、鹿、鳥など人間離れした強大な力を持つ獣達は神獣として位置づけられてきました。その姿は野性的で何にも屈せず敵に牙をむく英雄としての神聖さを放ちながら自然から成るむき出しの本能に溢れています。
ケモノは神話と共に息づきそして今なお私達を引き付ける存在だと考えています。
―宮間夕子―
新作含む約15点の作品を展示・販売いたします。
●略歴
宮間 夕子 MIYAMA Yuko
1987 神奈川県生まれ
武蔵野美術大学 造形学部油絵学科卒業
【主な個展】
2022「日を照らす」 MASATAKA CONTEMPORARY(東京)
2021「ハレ宿る」 MASATAKA CONTEMPORARY(東京)
2018 立島惠推薦作家シリーズVol.7「摂理の目」東京九段耀画廊
【主なグループ展】
2017「MEMENTO」 Sansiao Gallery Hong Kong(香港)/「ART OSAKA 2017」 HOTEL GRANVIA OSAKA(大阪)
2016「8 Japanese Women Artists」 Bernarducci Meisel Gallery(ニューヨーク)
【主な受賞歴】
2013 トーキョーワンダーウォール 入選
2012 武蔵野美術大学卒業制作優秀賞 受賞 / 上野の森美術館大賞展 入選
・作家在廊予定日
10月27日(木)
10月29日(土)
10月30日(日)