美術展の企画
ART EXHIBITION
山本丘人は、東京美術学校卒業後に松岡映丘に師事し、28歳で帝展に初入選しました。戦時中の1943(昭和18)年には東山魁夷らと国土会を結成し、翌年に東京美術学校助教授に就任します。また、1946(昭和21)年に日展審査員となりますが、「世界性に立脚する日本絵画の創造を期す」との宣言のもと、1948(昭和23)年に上村松篁・吉岡堅二らと【創造美術】を結成し、その中心メンバーとして活躍しました。その後、1964(昭和39)年に日本芸術院賞受賞、1977(昭和52)年には文化勲章を受章し、近代日本画の巨匠として確固たる地位を築きました。
本展覧会では、山本丘人の全体像をお伝えするため、その画業を三段階に分けて61点の作品を紹介します。また、大磯のアトリエを再現し、丘人が制作に励んだ場を実際に見ることで、生きた画家の姿を感じていただけます。
「山本丘人展」カタログ表紙
<展示風景>※日本橋髙島屋
【作品リスト】
●《青い海》1932年
●《月下双滝》1957年
●《濤と華》1970年
●《夏渡る時》1979年
他