美術展の企画
ART EXHIBITION
吉岡堅二は1906年(明治39)に日本画科の吉岡華堂の次男として東京に生まれました。一時期彫刻家を目指すものの、父 華堂の同門で親交のあった画家、野田九浦の画塾「居仁堂」に15歳のときに入門して、日本画の道を歩み始めます。
戦争で画業が一時止まりますが、戦後間もなくに山本丘人、上村松篁らとともに「創造美術」を旗揚げし、以後の「新制作協会日本画部」「創画会」においても、現代的な日本画の表現を世に問う力作を次々と発表して、常に会を代表する画家の一人として活躍しました。
本展は、新しい日本画の表現を追求し続けた画家、吉岡堅二(1906-1990)の生誕110年を記念して開催するもので、多彩な活動を展開した吉岡堅二の初期から晩年の代表的な作品約40点によって展観し、その画業を回顧します。
<図録(カタログ)>
吉岡堅二展 カタログ
展覧会カタログの編集・制作をしました。
サイズ:A4変形
ページ数:56頁
吉岡堅二の人柄が伺える内容を、「創画会」会員である
稗田一穂(ひえだかずほ) 氏、滝沢具幸(たきざわともゆき) 氏に
寄稿していただきました。
<展示解説会(ギャラリートーク)>
日時:2月18日(土)、3月4日(土) ともに午後2時より
場所:田辺市立美術館
※観覧料金が必要になります
※美術館学芸員が行います
<記念講演会>
「吉岡堅二の軌跡」
日時:3月18日(土) 午後2時より
場所:田辺市立美術館研修室
※観覧料金が必要になります
※手話通訳がつきます
※美術館学芸員が行います