花を愛で、鳥の声に耳を傾け、自然の風物に親しむ―。花鳥風月とは、天地自然の美しい景色をさし、またそれを味わう風雅な遊びをいいます。古来、詩歌や管弦、美術工芸などにおける主題として尊重され、四季折々の自然に心通わせる日本的な美意識を育んできました。
平安時代のやまと絵から続く日本画の世界にも、この古典的な画題は受け継がれ、新たな感性や技法によって、現代的な花鳥風月の世界が創り出されています。
日本画の専門美術館として2006年に福島県郡山市、2012年に東京都目黒区にオープンした郷さくら美術館は、第一線で活躍する昭和生まれの画家たちを中心に700点を超える作品を収蔵しています。その中から、「現代の花鳥風月」をテーマに、桜をはじめとする花木画、鳥や動物たち、そして四季折々の風景など57点を選りすぐってご紹介します。(チラシより)
【イベント】
■ギャラリートーク
9月10日(土) 午前11時~12時
講師:林洸次氏(郷さくら美術館学芸員)
展示室
※要観覧券
■ギャラリーツアー
9月17日(土)、24日(土)
10月1日(土)、8日(土)、15日(土)、22日(土)、29日(土)
各日午後2時~2時30分
展示室
※要観覧券
【カタログ】
郷さくら美術館所蔵 美しき花鳥風月 現代日本画名品展 カタログ
オールカラー・全出品作品掲載・作家による作品解説が収録された
本展のカタログを編集・制作しました。
販売価格:1,200円(税込)
ページ数:72頁
【作品リスト】
・中島 千波《櫻雲の目黒川》2013年 四曲一隻
※松坂屋美術館では不出品、釧路芸術館で出品
・畠中 光享《爽朝の曲》1991年
※松坂屋美術館では不出品、釧路芸術館で出品
・濱田 昇児《湖畔》1992年
※松坂屋美術館では不出品、釧路芸術館で出品
・三輪 晃久《山湖水映》1992年
※松坂屋美術館では不出品、釧路芸術館で出品
・佐藤 晨《秋彩三千院》2007年
※松坂屋美術館、釧路芸術館で出品