美術展の企画
ART EXHIBITION
文化庁は、将来の我が国の芸術界を支える芸術家を支援するため、若手芸術家を海外に派遣し、その専門とする分野について研修の機会を提供する、「芸術家在外研修(現・新進芸術家海外研修制度)」を昭和42年度から実施しています。その研修の成果発表である本展は過去16回を数え、絵画・彫刻・写真・インスタレーション・アニメーション・工芸など様々なジャンルから活躍中の作家を選出し、その時々の日本の美術の在り様を提示してきました。出品作家は、美術界の様々なジャンルから選出された、現在活躍中の作家がその研修の成果を発表します。
例年通り国立新美術館で開催した「DOMANI・明日展」に加え、ここ数年国内外の注目が高まる「アートフェア東京」内に初めてこの制度のPRブースを設け、3名の作家を紹介することになりました。この制度により海外研修した作家がいかにバリエーションに富み、優れた活動をしているかをより多くの方々に知っていただくとともに、制度の内容をご紹介し、次の制度利用志願者を増やしていきたいと考えております。PRを主眼としておりますので、販売はいたしませんが、美術関係者・愛好者が多く集まるこの会場内で「DOMANI・明日展」をアピールするスペースとして展開いたします。
【出品作家】
(ジャンル/派遣年度/派遣国)※派遣年度順
・清野 耕一 Koichi KIYONO
版画・インスタレーション/2002(平成14)年度/カナダ
・蛯名 優子 Yuko EBINA
絵画・ブックアート/2006(平成18)年度/オランダ
・手銭 吾郎 Goro TEZEN
工芸・鍛金/2006(平成18)年度/イギリス