美術展の企画

ART EXHIBITION
特別展

加山又造 展

伝統と革新の日本画
会期
2015年4月25日(土)~ 6月7日(日)
時間
午前9時30分~午後5時00分
料金
一般・学生 800(640)円
高校生 500(400)円
中学・小学生 300(240)円
※( )内は、20名以上の団体及び前売料金
※70歳以上、障害者手帳所持者は半額
会場
浜松市秋野不矩美術館
主催
浜松市秋野不矩美術館
企画協力
アート・ベンチャー・オフィス ショウ

加山又造(1927-2004)は、京都に生まれ、幼少時より絵の才能を発揮し、京都市立美術工芸学校修了ののち東京美術学校(現東京藝術大学)へ進み、山本丘人に師事します。1950(昭和25)年には、山本丘人、上村松篁、秋野不矩ほか10名の日本画家が興した「創造美術展」に出品し、その第3回展に入選します。その後、創造美術は「新制作協会」「創画会」と変わっていきますが、それらを舞台に活躍を続けました。

日本画の伝統をふまえ西洋美術も取り込んでいったその革新的で華麗な画風は、日本国内にとどまらず、世界からの評価も高く、日本画界のスターとして活躍しつづけた画家は、1997(平成6)年、文化功労者顕彰、2003(平成15)年文化勲章を受章、2004年に惜しまれながら逝去しました。

没後10年が経とうとする今、ともに「創造美術」「新制作協会」「創画会」という場で活動を続けた秋野不矩の美術館で、今展を開催することはたいへん意義深いことです。

本展では、Ⅰ「画業初期~1960年代初頭(西洋美術摂取)」Ⅱ「1960~70年代頃(伝統美術回帰)」Ⅲ「1980年代頃以降(水墨表現)」の3期の変遷を辿り、今なお輝きを放ち私たちを魅了しつづける加山画伯の「伝統と革新」にあらためて迫ります。