美術展の企画

ART EXHIBITION

齋正機の世界展~ふくしまものがたり~

会期
2020年10月21日(水)~12月13日(日)
月・火曜日休館(但し、祝日の場合は翌日)
時間
午前10時~午後5時(入館は閉館15分前まで)
料金
一般600円、学生400円(中学生以下無料)
共催
新宿区
会場
公益財団法人佐藤国際文化育英財団 佐藤美術館
協力
箱根・芦ノ湖 成川美術館
主催
公益財団法人佐藤国際文化育英財団 佐藤美術館、日本経済新聞社
企画協力
アート・ベンチャー・オフィス ショウ
プレスリリース
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本展は、今の画風に至るまでの「初期作品」から、おもに故郷福島に取材した「風景画シリーズ」、子供の頃から親しんだ鉄道を始めとする「鉄道シリーズ」、あたたかい眼差しで描いた「子どもシリーズ」から厳選した約40点ほかスケッチなどをご紹介いたします。特に、故郷福島への熱い想いから制作された「ふくしま物語~桃源郷59の願い~」は、高さ1.8m、長さ6mの超大作で、そこに付けられた詩は、福島59市町村を桜に見立てて表現した作品は必見。
齋の描く、日本の風景や日常の何気ない情景は、優しく柔らかく私たちの心に沁みわたるような感動を与え、忘れていた大切な何かを思い出させてくれます。老若男女すべての方々に楽しんでいただける展覧会です。

●展覧会の構成
■ 初期の作品
東京藝術大学の修了制作で「聲」を制作して以降、金箔、無彩色を使った新しい表現を試みる。
しかし福島帰省時に生まれ故郷の土蔵や農家のトタン屋根の色彩に感動し、素直に美しく描く色彩表現に目覚め た。
そして『キモチシリーズ』が誕生する。
【《Mの孤独》について】

【《聲~こえ~》について】

■ 福島の風景
様々な福島の地域を取材し、風景画を描くようになる。
四季の田園風景と幼い頃からの記憶風景を独特の感性で混ぜ合わせ、齋ワールドを作り上げていく。
【現在の作風にいたるまで】

■ 鉄道と心動いた風景と
国鉄機関士の父、そして福島機関区が近くにあったため、鉄道に思い入れが深かった齋正機。
次第に鉄道の日本画も多くなっていく。
同時に福島以外にも原風景を感じる地域を探し始める。
【鉄道に対する想いについて】

■ 子どもシリーズ
2005年、自身の女の子の誕生から子どもの仕草の面白さに心惹かれる。
そこから、母子愛、兄弟愛、動物愛を含めて、子供シリーズが誕生する。
【子どもシリーズについて】

■ ふくしま物語
福島県の59市町村のかたちを桜に見立て、復興の願いを込めて描いています。
【福島に対する想い】

■鑑賞者へのメッセージ

■佐藤美術館学芸部長の立島惠氏による作品見どころ解説
【《帰省新幹線》(2015年 箱根・芦ノ湖 成川美術館 蔵)】

【子どもシリーズ《降ッテキタヨ》(2015年 箱根・芦ノ湖 成川美術館 蔵)】

【《ふくしま物語~桃源郷59の願い~》(2019年 株式会社東邦銀行 蔵)】

●展示風景


作品を映像化し、詩の朗読とともに福島の復興の願いを込めて制作されています。


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