美術展の企画

ART EXHIBITION

DOMANI・明日展2022-23

会期
2022年11月19日(土)~2023年1月29日(日)
休館日:毎週火曜日、年末年始2022年12月27日(火)~2023年1月11日(水)
時間
10:00~18:00
※入場は閉館の30分前まで
会場
国立新美術館 企画展示室2E
(〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2)
主催
文化庁、国立新美術館
制作
アート・ベンチャー・オフィス ショウ
プレスリリース
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文化庁は、将来の日本の芸術界を支える人材の育成のため、若手芸術家が海外の関係機関等で行う研修を支援する「新進芸術家海外研修制度(在研)」を1967年度から実施しており、すでに半世紀を経過しました。
美術分野では、そうした成果発表の機会として1998年から「DOMANI・明日展」を開始し、2022年度で第25回目を迎えます。2008年の第11回展以降は、前年に東京・六本木にオープンした国立新美術館を会場に、天井高に恵まれた空間での大規模なグループ展とし、「海外研修」のアフター・プログラムとして、海外に送り出した人材を日本のアートシーンにプレゼンする機会としてきました。

2021年度の第24回はコロナ禍の影響で東京での一括開催はかないませんでしたが、在研関連のネットワークを生かして地方5会場に展開し、あわせて第1回から第23回展に関するアーカイブ集『DOMANI・明日 記録集:The Art of Tomorrow 1998-2021』を刊行しました。
2022年秋、2年ぶりの国立新美術館での開催となる本展は第25回の周年事業として、これまでに同館での「DOMANI・明日展」で本格的に取り上げることができていない、キャリアの豊かな作家3名と、比較的近年に在研を終えた清新な作家6名、さらに「DOMANI・明日展」史上、初の同館2度目の参加となる近藤聡乃を招いた展示となります。1923年に首都圏を見舞った「関東大震災」から百年目の年に東京で開かれる企画として、「ゆれる/ゆらぐ地面、制度、価値観」という視点から、コロナ禍後の次代の人材育成、美術界のあり方をも考えます。

国際的な移動や発表を前提に活動してきた作家たちが、長期にわたる閉塞状態のアートシーンに遭遇したなかで思考を重ねた展覧会をご期待ください。

【出品作家】
・池崎 拓也 1981年生 現代美術【2017年度(1年研修)・アメリカ(ニューヨーク)】
・石塚 元太良 1977年生 写真【2010年度(1年研修)・アメリカ(ニューヨーク)、2020年度(特別研修)・フィンランド(ケミヤルビ―)】
・伊藤 誠 1955年生 彫刻【1966年度(1年研修)・アイルランド】
・大﨑 のぶゆき 1975年生 現代美術【2020年度(1年研修)・ドイツ(シュトゥットガルト)】
・北川 太郎 1976年生 彫刻【2007年度(3年研修)・ペルー(リマ)】
・黒田 大スケ 1982年生 彫刻【2018年度(1年研修)・アメリカ(テキサス、フォートワース)】
・小金沢 健人 1974年生 インスタレーション【2001年度(3年研修)・ドイツ(ベルリン)】
・近藤 聡乃 1980年生 現代美術【2008年度(1年研修)・アメリカ】
・谷中 佑輔 1988年生 彫刻・パフォーマンス【2019年度(3年研修)・ドイツ(ベルリン)】
・丸山 直文 1964年生 絵画【1996年度(1年研修)・ドイツ(ベルリン)】

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