美術展の企画

ART EXHIBITION

齋 正機の世界展

会期
2022年9月10日(土)~10月30日(日)
※9月20日(火)、9月26日(月)、10月3日(月)、10月17日(月) 休館
時間
午前10時00分~午後6時00分まで(最終入館午後5時30分)
料金
一般:800円(700円)
18歳以下、障がい者(介助者1名を含む)無料
※()内は20名以上の団体料金、65歳以上の割引料金
共催
北日本放送
会場
砺波市美術館(富山県砺波市高道145-1 砺波チューリップ公園内)
協力
箱根・芦ノ湖 成川美術館、佐藤美術館、喜多方市美術館、三菱ケミカル
主催
公益財団法人砺波市花と緑と文化の財団・砺波市美術館、富山新聞社・北國新聞社
企画協力
アート・ベンチャーオフィス ショウ
後援
となみ衛星通信テレビ、エフエムとなみ、となみ芸術文化友の会
プレスリリース
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齋正機(さいまさき)は、1966(昭和41)年福島県に生まれ、福島県立福島東高校で学んだ後、1992(平成4)年東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻を卒業、1994年に同大学大学院を修了し、現在、日本画家として活躍しています。
齋の作品は、おもに故郷福島に取材した何気ない日常や風景を柔らかく描き出すのが特徴で、見る人の心に郷愁を呼び起こします。
本展は、初期から新作≪夜ノ森ノ桜 ~Wonderful World~≫*までを厳選した約70点で辿るもので、齋作品の代名詞ともいえる「風景画シリーズ」「鉄道シリーズ」「子どもシリーズ」の代表作によって構成されます。四季が織りなす美しい風景画、子どもならではの愛らしい仕草の一瞬を切り取った作品の数々は、心を和ませてくれることでしょう。
今回、北陸地方で初めての個展となりますが、齋の故郷福島と砺波地方は古くからの縁で結ばれていることがわかりました*。齋の描く日本の原風景ともいえる情景は、深い共感を得られるものと確信しております。

*夜の森の桜…福島県富岡町に位置する320本の桜が並ぶ名所。福島第一原子力発電所から10キロ圏内に位置し、帰還困難区域とされ、桜の時期に限り開放された。齋は東日本大震災から10年を経た2021年の春に現地取材し本作を描いた。
*江戸時代、天明の大飢饉を経て、砺波地方から福島に多数の移民があったことが窺える史料が見つかっている。

●イベント
対談(予定)
日 時:令和4年9月10日(土)午後2時から
会 場:企画展示室 または 市民アトリエ
講 師:齋正機(出品作家)×立島惠(本展監修者、佐藤美術館学芸部長)

担当学芸員によるギャラリートーク
日 時:令和4年10月1日(土)午後2時から
会 場:企画展示室(要観覧券)