グッズの製作
MUSEUM GOODS
闇に包まれる前のひとときを、うつろいゆく空の色。一日の終わりを告げるとともに、繰り返し訪れる明日を予感させる黄昏時の情景は、いつの時代も人びとの心を魅了してきました。
西洋の絵画においては、夕陽の強い逆光のもと情感豊かな風景を描き出したテオドール・ルソーらバルビゾン派の画家たちをはじめ、変化する夕方の光をカンヴァスに描きとめたモネやシスレーら印象派の画家たち、さらに20世紀のモダニズムの展開の中で、夕景というテーマは連綿と取り上げられてきました。
日本でも、明治初期に来日したフォンタネージや、その大きな示唆を受けた高橋由一(ゆいち)らによって豊かな夕景の表現が生み出されました。また、和田英作ら白馬会の画家たちは、人びとを太陽の光があたたかく照らす夕方の情景を残しています。日本画においても、菱田春草(しゅんそう)や小野竹喬(ちっきょう)らにより心惹かれる夕景が描かれました。
本展では、西洋と日本の夕景約170点を展覧し、「黄昏の絵画たち」の豊かな世界をひもときます。※12月17日より一部作品の展示替えがあります。
【ショップ】
【開会式】
本日は神戸市立小磯記念美術館で内覧会が開催されました。
神戸市長がご挨拶をされました。
会期は、来年の1/26までです。
お近くに行かれた際は、ぜひお立ち寄りください。